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2014年4月 4日 (金)

ジョンモリスの戦中ニッポン滞在記

外務省の招きによって英語教師として、大学で教鞭をとった英国人の日本滞在記である。
特筆すべきは、戦前戦中を通し、真珠湾攻撃を目の当たりにし、自らも特高に拘束されるという経験を持った、外国人ということの手記ということに尽きる。

この特異な状況の平明な観察記録として、歴史上すごく貴重な文献であると思ったね。
日本人であれば、当たり前の感覚が、まったくかけ離れたものとして目に映り、日本の敗戦も、その後の発展も予期しえた、鋭い観察眼に心惹かれたなあ。
さらに、興味深いのは、戦時下の東京の風俗の活写や、所属する教育機関への疑問である。
本人は刺身はだめだったが、すき焼きとてんぷらを絶賛しており、好んで食し、当時の貴重な写真も多く残っている。

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