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2013年11月16日 (土)

角を矯めて牛を殺す。

これは良かれと思ってやった結果が重大な過失につながることを言う。
牛の角の先っぽが危険だと思ったので、ほんの少し切ったら、まあ、感染症だろね、ばい菌が入って死んでしまったということだ。

このたとえは、無知の悲しみというニュアンスがあるが、最近は牛を殺すため、わざとねらってやってるふしがある!
無恥の辱めというべきところか・・・
牛の角は矯めてはいけないと大きな声を出すことが必要だ。
・・・・・・
とあるブログでの指摘
引用する。
・・・・・・・
この世の中には、一見正しそうだがよく考えてみると正しくない話というのがいくつもある。様々な迷信は文明の進展で廃れていくかに思えるが、その文明が新たな迷信を作るということもある。
 血液型性格診断などがその好例だろうし、「ホメオパシー」についても迷信だったのかなんだったのか、武田邦彦さんにご説明を賜りたいものだ。

 名古屋市の公営バスを民営化しろという人が居た。その人の主張によると。
 「名古屋市の公営バスの営業所や車庫の土地は市有地で、ただで使わせている。これを有効活用すれば名古屋市に金が入る。バスを民営化させれば家賃と固定資産税が入るだろう」
 「民営化すれば経営努力をするだろうし、利益が出れば法人税を得る事もできる」

 一見、まことに正しい意見に聞こえるが、実は全く間違っている。

 公営交通が「効率的な経営」「民間感覚の経営」を行うのであれば、非採算路線を打ち切ってしまえばいい。名古屋の市バスも民営化したならば、こういった路線は大幅なカットがされるだろう。そうなると困るのは子どもたちや老人であり、社会的弱者、マイノリティの移動手段が毀損される。

 行政の民間移転、行政の縮小、新しい公共、社会起業、そして財政均衡論。

 これらは行政の非効率な経営が、国や地方の借金を増やしたというような前提に立っているが、それは間違っている。特に各地方自治体の債務に付いては、これは日米間の外交問題、経済協議の結果だ。
 更に、日本の国債残高の問題。これは日本国内における財の偏重の問題だ。

 結果として、毎年のキャピタルゲインを維持するために、法人が利益を積上げてしまい、それが結果として膨大な内部留保となっているだけではないか。

 日本の原子力行政の貧困が、国内における核廃棄物の問題を積み残しているのだとすれば、この国債の積み残し、富の偏重は小泉・竹中構造改革の政治判断の結果だ。

 それをチマチマとした行政の撤退で解消しようとしても無駄だ。

 堤防が決壊した最中に、家に侵入する水をバケツで汲み出しているように見える。

 まあ、この辺りを論述していくと、それだけで本が一冊書けそうな勢いになるので、この辺で止めておくが、何事によらず、よく考えてみればすぐに底が割れるにも関わらず、大勢の人にさも「当たり前の事」として了解されている事がらというのは、まことに多い。

 さあ、そういった「懐疑の眼」で今回の政務調査費の不正請求問題を見てみると、果たしてこれは公金支出の不透明さが生んだ問題だろうか。
 そして、河村市長などが主張するように、政務調査費の人件費受取人を公開する事で、問題の解決に繋がるのだろうか。

・・・・・・・
言いえて妙。大いに同感である。

かの市長の戯言は問題のすり替えであって、解決などに断じてならない。

だが、ここで言いたいのは、かの市長の減税と大騒ぎをし、大事にすべき事業を撤退させて、SLだの飲み屋横丁などばかげたことを言っているうちに、殺されかかっている人もたくさんでているということだ。
福祉や都市計画、住民自治の理解がなさ過ぎる。ひどい。
「まずは人の話を聴くことですね。お大事にと言う感じです。」
というかの市長を評した多彩な作家、宮藤官九郎氏の言葉が鋭い。
そのとおり。
このブロク主の言葉を借りると、このちまちました行政の撤退で、死んでしまう人が大勢いるのだ!
まさに、角を矯めて牛を殺す。

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