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2013年11月 4日 (月)

亀田音楽専門学校

最近、カップめんのマルちゃん麺づくりの宣伝で、モデルと思しきうら若き女性を中心に、5,6人の男女が足踏みしながら、「まるちゃん、めんづくり~」と歌うコマーシャルがあるのだが、一番右端の男性が気になっていた。

あれ?東京事変のリーダー兼ベーシスト、亀田誠治氏じゃない?
この宣伝もそうそうみないので、気にはなるがほっときっぱなしだった。このあいだ偶然みた。右端の男性を注目してみた。
やっぱりそうだ!亀田氏だ!
ということは、この宣伝曲は、間違いなく彼の作品だ。
本人申し出の好奇心からの出演か、出て下さいよ~人がもう一人要るんで~、という製作者の意図か、そこはわからないが、ある種の時代を作ったバンドのリーダーがこういうことをやっているということが、ちょっとおもしろい。
また、今、亀田音楽専門学校という番組をやっている。
これも実におもしろい!
「よなぬき音階について」とか「オトナのコード学」とか毎回テーマをきめて、亀田氏の解説と、競演している秦基博氏の歌で、その音楽的意味を説得力高く、また面白おかしく説明している。
よなぬき音階の日本のポップスでの出現数とその効果、ドレミソラドの5音だと、随分シンプルアンドディープに歌うことができて、日本の情景がぱっと目に浮かぶという解説をしていた。
まったくそうだと思う。
明治政府が、唱歌によって、このよなぬき音階を奨励したという歴史的事象にも言及する。
これは、初耳!ということはこの音階は、日本人のDNAだけというわけではなく、後天的要素もあるということか・・・
日本の場合のこの政府のよなぬき奨励は、欧化政策の一環で、ロンドンデリーやむすんでひらいてやダニーボーイといった曲からの発想なのではないだろうか?
ここで思い出すのは、ブルースにおけるマイナーペンタトニックスケールである。
これがカントリーにいたるとメジャーペンタトニックの多用になり、これらのルーツミュージックから様々な分野が生まれてきたと思うのだが、ある種の不思議な普遍性があるようにも思う。カントリーロードとふるさとは同じぐらい郷愁を誘う。
まあ、それぞれの分野の半音の混ぜ具合で劇的に変わりますがね。
江戸時代の音楽にこういった日本人の音階があったかは定かではないが、もはやこの5音のメロディが、懐かしさや癒される感じを与えるのは事実である。
ふるさとしかり。カントリーロードしかり。木綿のハンカチーフしかり。そして、麺づくりの宣伝曲しかり。
そして、実際歌う秦君、うまいなあ。ファルセットがほんと効いている。
番組のメインで、テーマにのぼった曲を演奏するのだが、このベース亀田誠治、ヴォーカル秦基博のバンド、さすがだねえ。すばらしい。
俺は、亀田氏のこういった音楽の接し方、支持します。
軽妙洒脱なトークと確かな演奏力で、音楽の不思議さ、おもしろさを皆に伝えようとし、また、変化していくトレンドの中から、ある種の法則と本質をつかみとろうとし、実践していこうという姿勢。コマーシャルソングにも流行の本質は隠れている。
この姿勢にフェイクはないな。まっすぐ向き合っている。そしてパワフルだ。
流行ってこんなものとか、この程度で売れる、とか商売人みたいな気配は感じない。
東京事変は、俺の見解では、メジャーセブンスが最も似合う日本のバンドだったなあということだ。
椎名林檎のエキセントリックで、狂気をはらむように聞こえる歌の資質を、この音で表現しようとしたのではないだろうか?その中心に亀田氏のアレンジがあったのではないだろうか?
そして、今、また次のステップを模索している。そう感じた。
俺はその姿勢を注目する。次、何が出てくるかな?
アイドルという未成年の子どもを使った商売はもうたくさんだ!

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コメント

この番組、気になっていたのですが、見逃しました~。
亀田さんは以前スピッツにも関わっていましたよね。昔のスピッツ、大好きです♪

本当に大人のための音楽番組と言う感じですね!すごく面白そう!
秦くん、一時ハマってました。「硝子と鋼で出来た声」・・秦くん出演を見逃したのはイタイ!
最近面白い番組で出会えず、テレビをつけないで居る事も多いのですが、木曜日の深夜Eテレは忘れないようにします!!

亀田氏はバンドマン、ベーシストとして実験を繰り返している人だと思いますね。
パヒュームやキャリーぱみゅぱみゅの楽曲に比べて、ライブでの演奏を常に意識したつくりだと思いますね。
俺にとっては音楽は”生もの”であってほしいんですね。
特にリズムは、打ち込みより、こける、止まるのリスクをしょいつつの乾坤一擲の音がほしいですね。
亀田氏のメッセージにもそこを感じます。

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