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2013年6月12日 (水)

お取り寄せの話

旅先で、その土地のものを食すのは、人にとって本源的な喜びだし、いつまでも思い出となるものなのかもしれない。
その風土、気候、気質などを感じ、自分がその地に至るまでのいきさつなどふくめ、その記憶が舌や脳裏に焼き付けられ、反芻することができる。食べ物の味の記憶はいつまでも残るし、それに付随するもろもろも、ほぼ美化されて残るものだ。

若いうちは、何を見ても食べても新鮮で新規なものだし、まずい!という失敗も含め、記憶そのものが少しづつ増えていくものなんだろうね。
俺としては、年を取ってきても、何でも見てやろう、食べてやろうという気持ちを失いたくはないなあ。
しかし、ちょっとめんどうくさくなっているのも事実だ。
今は、若いころのように何を食べても新鮮とは行かなくなっている。また、これはいい!これではいかん!という基準ができてしまっている。そこをゆさぶられたいと思う反面、もう失敗したくない、あのときのあのおいしいものをまた食べたいと思う気持ちが大きくなってきている。
これを味覚の保守化というのかな?
たとえば、先日の高山ツアーの大吟醸酒。
また行けば?と思うが億劫だったり、貧乏暇無で時間がね・・・。
じゃあ、どうするか?行くことができなければ取り寄せたいと思うのは、人情だよなあ。ほんとは行くべきなんだがなあ・・・
・・・・・
このブログは、そう読んでもらうことを意識しているわけでもなく、備忘的によしなしごとをかきとめ、自分の関心事の深化に資して行こうと思うだけだったんだが、結構目を通してくれている人もいるようだ。
味覚や社会の仕組みなどを文章に表現しようとするのは、大変に難しいことだと自覚している。
そんな中、ぐるナビのお取り寄せ担当の広報からメールがあり、ちょっとコミットしないかというお誘いがあった。
興味はあるね。
お取り寄せをネットで発注するという形態は、いまや一般的になったと思うが、今後は中身と価格が問題になってくると思う。
もはやお取り寄せは、奢侈品というより、購買者の気持ちや思い出を再現するものだったり、生産者サイドの全国展開の容易さなどに意味があるようになったといっていいんじゃないか?
でもやはり、ちょっと贅沢だ。そう、自分へのご褒美、ちょっとぜいたく・・・
俺としては、化石燃料使いすぎだろ!と思う部分もある。お取り寄せそのものが過剰な商品だぁ!と吼えたくもなる。
とはいっても、利用者に恩恵はあるわけし、中間マージンは最小だし、宅配の冷凍技術の発展などを見ても、価格も折り合えるようになってきているし、安全性や評判の可視化に成功し、安心して利用できる条件はすでに整ったと言っていいのかも。
そして今は、更にマーケットの拡大を目論んでの差別化として、品揃えの充実、表現力の充実を図るという段階に来たということなんではないか?
成功例は価格com.の商品紹介なんかだ。ちょっと大きなものを買うときは、参考にするよ。発注はしないのだが。
商品評論は、ちょっとマニアっぽくって怖いくらいだ。
この食べログお取り寄せ戦略は、あまたあるブログの中から食をめぐる表現のあるものを渉猟し、少し風変わりな表現、歯に衣着せぬ物言いなんだが、一般の感覚からつかず離れずなところで評論してもらい、逆に商品を引き立てるという戦略なのではないか?
自分がそういった戦略の優等生だとも思えないが。
評論者の姿が見えることが大きいのかもしれない。
「このブロガーはこの商品をこう評論するんだ。ふーん。」
購買者がこう思えるのは重要なことだと思う。
芸能人のブログや食べログのコメントに「金もらってんじゃねーの」的なプロパガンダのにおいを感じ、信用できなくなっているのが、今の購買者たちなのかもね。
俺のブログなんかは、社会的に意味があるわけでもないので、表裏なんかまったくないし、見得もカッコつけているつもりもない。
自分の感じた真実を書くだけである。間違いだったと思えば反省するし、思わなければ、反論する・・・通じないと思えばスルーします。こうありたい。
ネットは、枠組みとして最高に便利であると思っている。暇人のおもちゃという部分もあるが・・・
でも、実際の商品は、作り手の本気度合いが無ければ成立しない。しょぼいものは相手にされなくなるだろう。
お取り寄せの対象となる商品は、玉石混合だとは思うが、そう間違いは無いと思う。ほとんどが玉だと思いたい。
現状の自分の持っているものが役に立つのかどうかははわからないが、ぐるナビのお取り寄せ関連に、一度かかわってみようかなと思う。
実は、自分自身、ネットによる購入やお取り寄せはほとんどしたことはない。楽天で作務衣を買ったことぐらいか?
でもはっきり言って、失敗したかなあ。
色落ちが激しいし、ほこりの吸着がすごくて・・・
こういうことも含めて、配給会社や生産者にこびることなく、購買者としてその商品のもっている意味、社会の位置づけを考察してみたいね。
もうこのねたで1本書いてるし。おもしろい!全部ばらしちゃうよ。
俺になんかメリットあるのかな?へへっ・・・

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コメント

いいですねえ。展開が楽しみです。待ってます。

o1211さんの記事からは、食やあらゆることにに対するアグレッシブなパワーをいつも感じています!
的確な文章表現が適しているのでしょう。楽しみですね!!
私の場合、旅先で買って良かったものを、その後誰かにプレゼントしたいと思った時に、お取り寄せを利用することはあります。
地方の食品会社さんなどは親切で、必ずサンプル品をプレゼントしてくださるので、ちょっと嬉しいです^^
ネットでの購入は、あきらかに分かっている品に限ってですが、最近は遠方に住む子どもたちに、小さな家具や家庭用品を送る時に重宝しています。
こちらで買って、宅配便で送るより、送料なども明らかにお値打ちなので^^

みなさん、ちょっと見ててくださいね。
ちょっとスパンがかかると思いますが・・・
うーん、なぜか食は語りたくなるんですよ。レシピも好きだし、エッセイも好きだし。
ソムリエの田崎真也氏が同じものは2度と食べないという姿勢に驚愕し、つくる料理にまた目からうろこを落としたり、また、開高健氏の戦争と食の表現になんか揺さぶられるんです。
で、何食べてもおいしい!
人が食べているものは絶対うまいに違いないと思ってます。
でも安全性はね、一番大事だと思います。この辺からも論じたいね。

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