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2013年3月19日 (火)

ハリガネムシとカマドウマ

アマゴの体内に、細い糸ミミズみたいな生物がいるときがある。
ハリガネムシという。
山梨県の川に多く、釜無川や早川ではほぼ100%体内にいるそうだ。

これが、川虫と同時に、川の環境保全に重要な役割を果たしているということがわかってきた。
どういうことか?
ハリガネムシは水中で産卵をする。
その卵を雑食性の川虫が食べ、一部が体内で卵のまま生き延び、川虫の羽化とともに空中に飛翔し、羽化した川虫類は多くのものが陸上で死に絶える。もしくは昆虫に捕食される。
ハリガネムシの産卵行為は水中で行われるので、陸に上がってしまったハリガネムシは、なすすべなく死ぬのかと思いきや、そうではないらしい。
カマドウマという昆虫がいる。
ばったの仲間でやや薄暗いところに潜む、まだら色の羽の短いこおろぎといったところか。
このカマドウマはときおり、集団入水自殺が観察される。
カマドウマは、成虫となった川虫のカワゲラやカゲロウを主食としている。
川虫ごとハリガネムシの卵を体内に取り込む。
体内で羽化したハリガネムシは、カマドウマの命令系統を撹乱し、水中に戻るようカマドウマをコントロールするらしい。
それが、カマドウマの集団入水自殺の真相だというのだ!
ほんまかいな。
水中に戻ったハリガネムシは産卵を繰り返し、川虫の重要な餌となり、川虫のおかげで珪藻類の付き過ぎを防ぎ、川のバランスが保たれることにおおいに貢献しているというのだ。
人間は、ハリガネムシのカマドウマコントロールの物質を探求しているようだが、まずは、このハリガネムシとカマドウマのある種狂気に満ちた観察によってしか、この仮説は生まれてこないだろうし、このサイクルが、川の環境保全にかかわっていることを突き止めたことがすごい!と思う。
自然はなんと精妙にできているんだ!
それに引き換え・・・

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コメント

竃馬は秋の季語、バッタ目カマドウマ科の昆虫。体長約2cm。湿気の多いところを好み、夜活動する。発声器官がないので鳴かない。
ハリガネムシとの間にそんな関係があったとは。自然界は深過ぎる。

でしょう。まったく思いもよらない関係性です。
宿り主をコントロールしてしまう寄生生物・・・ちょっとこわいですが、これも世界を構成する要素・・・
この物質を利用しようとしても、この世界の奥底からのしっぺ返しが待っているようにも感じます・・・

ミリ単位の虫が脳内をコントロールし、集団自殺に追い込むなんて・・・映画にもなっちゃいそう!怖いです~(><)

カタツムリに寄生する吸虫が、人間の体内に入り込み、やがて脳を侵してしまう、そんな話も聞いたことがあります。
やはり「ムシ」たちは、隕石に乗って宇宙から来たんだわぁ~っ!

自然の営みには決して逆らえませんが、感謝しながら添っていきたいですね。

きよっちさん、戦争も人類に仕込まれた寄生虫のなせる業かもしれませんなあ。
俺はミトコンドリアが怪しいと思うよ。
そして、Y染色体。男。
非論理、暴力的、くだらない諍いなど。
時に、ジェノサイトが起こるのも何かの意思があるのかも・・・男ってこんなもんだなあ。

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