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2013年3月20日 (水)

高千穂遙氏の自転車で痩せた本

図書館で立ち読みしているうちに、面白くなって借り出し。
イラストレーター、アニメーターとして高名な氏の自転車体験本といっていい。

それまで、仕事柄、まったくの運動不足で高カロリー食の連続で、生活習慣病、腰痛、首のヘルニアなど、もう最悪の状況だったということだ。
体重も90キロ近くなってしまい、筋トレもランニングも続かず、もはやこれまでと思っていたそうだが、ここで、疋田智氏の著作に出会う。
「そうだ!俺にもまだ自転車がある!」とめざめ、自転車にまたがり始める。
ここがポイント!
俺自身も、疋田氏の著作を読んで、自転車通勤という概念と仕事上の街路調査に使用できるということで、街乗り仕様のマウンテンバイクに目覚めたのだ。
この疋田氏の自転車論にインスパイアされた人の実戦本として興味深かった。疋田氏は旗振り役としてすごいいい仕事したなあと思う。少なくとも高千穂氏の命を救った。
高千穂氏も、当初は通勤や日常にとりいれるという感覚で、クロスバイクやスポルティフを購入したとのことで、これでも充分効果を実感でき、体重も70kg前半までおちたということだ。
しかし、彼は求めるものが違うと感じ始めたのだ。
時間は職業柄、比較的自由になる。
純粋に楽しみとして自転車に乗ることが、心の奥底に眠っていた願望だと気がついたのだ。やはりこうなると純正ロードバイクだ。
近くには多摩川サイクリングロードがある!
思い切って、ランスアームストロングのモデルを購入。
トレックの最高機種のシマノデュラエース仕様・・・思い切ったなあ。感服つかまつる。
で、1日2時間は、楽しみとして自転車にまたがる。
体重は70Kgをきり、血液検査の全数値は改善。
あれよあれよと知らないうちに、3年ですべての生活が変わってしまった。
非常に興味深い。
もうひとつポイントだと思うことは、趣味に昇華した点だ。
もちろん職業的条件があるにせよ、疋田氏の日常の中の自転車利用というコンセプトから出でて、スポーツとなった点だ。
ロードは止まれない。目は離せない。段差は越えれない。不便な乗り物だ。しかし、この突出したスピードと爽快感は代わるものがない。日常生活は、クロスバイクや折りたたみ自転車で済ます。それも、軽く、スピードの出るいいもので・・・それとは、明らかに変わってしまった。その衝動の覚醒が興味深い。
特筆すべきは、決してスポーツマンではなかった氏が、短期間で、何台もの自転車を乗り分けるような自転車人になり、かつ健康を手に入れたという事実だ。
ここで、自転車の持つ可能性に思いをいたす。決して趣味の話ではない。人間の本質的部分と、シティコミューターとしての自転車の果たすべき役割の今後の可能性を思う。
人は、何を苦として何を快とするのだろう?
あざなえる縄の如し。

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コメント

今や都心部では「駐輪場」が確保できるかどうかで、ビルの賃貸契約率が格段に違う。とニュースで見ました。ビルの1室を入居者用の屋内駐輪場にしたところ、IT関連などのオフィスに借りる企業が激増した。とのことでした。ヨーロッパの都市のバイク事情の足元にも及ばない我が国ですが、インフラ整備は「利用者の声」からです。私たちもがんばりましょう。

ほー。確かに室内駐輪場は魅力があります。盗難防止や、劣化を防ぐ意味においても。
それだけ、自転車の認知度が上がったということかな。
ランニングコスト、スピードを考えれば、都市部の自転車のアドバンテージは公共交通機関を凌駕しつつあるとも言えるかも。
後は自転車専用道の整備と、健康維持、レクリエーションとしてのサイクリングロード整備など。
夢は広がりますねえ。

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