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2013年2月21日 (木)

いーじゃん!J-POP

マーティフリードマン君の日本語の本を読む。

「いーじゃん!J-POP~だから僕は日本にやって来た」

元メガデスのギタリストにして、日本とJ-POPをこよなく愛するアメリカ人。

自らの生い立ちやギタリストとしてのキャリア、マイJ-POPベスト40の解説やら、日経エンタテインメント!に連載されたJ-POPに関するコラム、J-POPメタル斬りなど。

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もう面白い!
日本語の達者なことにも驚かされるが、J-POPのよさを解析し、広報していこうという心意気がすばらしいね。
異文化の人の方が本当のよさが見えるという部分はあると思う。
その意味では俺が名古屋にいる理由と近いのかもね。
彼はワシントンD.C生まれでハワイに育ち、プレスリーやキッスを知り、バンドをはじめ、ハワイ時代に日本の演歌を知る。
そして、サンフランシスコ、ロサンジェルスで腕を磨き、メガデスのオーディションにとおり、メタルなロックギタリストとして大ヒットを飛ばし、10年のキャリアを積む。
何度も来日し、スタッフの仕事ぶりや人柄、「世界一美味」な食べ物、そして、きらきらと宝石のように光り輝くJ-POPの曲群を聴くにつけ、日本に憧れ、とうとう移住を決意をする。
あとの活躍は、もうすばらしいね。
八代亜紀や石川さゆりとのコラボ、相川七瀬のツアー帯同、英語番組への出演、バラエティへの出演、コラム、ギター教室、IBANIZのギターアーチストモデル作成などなど。
最終的には世界とJ-POPの架け橋になりたいという希望を持つ。
なんとありがたい人かなあ。ある種の救世主みたいだ。
ここにも、日本の世界への立ち位置が垣間見える。
彼によれば、J-POPの最大の特長は、様々な要素をうまく取り込んで、こなしてしまい、アイディア満載のメロディを乗せてしまう力だということになるし、まさにそのとおりだと思う。
あとはジャパニーズビブラート、こぶしに象徴される、歌の感情表現。もはや世界のスタンダードだと思う。
アメリカのミュージックシーンはメタルならメタル、R&BならR&B、HIPHOPならHIPHOPと棲み分けが決まっていて、交わることはないそうだし、客が様式を重視し、はずすとブーイングらしい。
日本は傾向はあるものの、分野の行き来は自由だし、大御所だってなんでもトライする。
それに、つくりの精緻さやつなぎの転調感を、彼はもっとも愛好しているようだ。
ベスト40の歌い手さんなんかについては、ほんとに詳しいし、目からうろこの評論ばかりだ。
浜崎あゆみ、松浦亜弥、平原綾香、スキマスイッチ、チャットモンチー、パヒューム、絢香などなど。
自分がかつて書いた人たちの評価もかぶる。
こういう観点か・・・という部分もあるし、そうだ!と思う観点もある。
彼は新し物好きかな?と思うね。
俺はどうしようかな?

俺はちょっとJPOPも袋小路に入っているように思うのだ。
細かくなりすぎていると思う。聴く側の音楽からやる側になるには、シンプルにし、ポイントは一つでいいと思う。

俺は俺で、今考えている路線をもうちょっと追求してみよう。いいじゃん!

楽器をいじるという観点から、みなに取り組んでもらいたいし、自分ももう一度ギターを弾きなおしたいね。
3コード、ペンタトニック、シャッフル、8ビート・・・
どうかっこよくするかだ。
舟唄も天城越えも雨の慕情もコード4つのメロディックマイナーだぜ。

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コメント

以前にも書いたと思いますが、このブログには「いいね!」っていうボタンがほしいです。

ありがとうございます。
日本は音楽もほんとに多様だと思いますね。
さまざまな要素が、おなじ人間にも混在しています。俺もそうだし。もっといえば、どの分野にも当てはまるんじゃあないかなあ。

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