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2013年2月22日 (金)

いーじゃん!J-POP~ZARDによせて1

もうちょっと、マーティフリードマン氏の論を考えてみたい。
マーティ氏は当時、メタルバンドのギタリストとして、このままでいいかと悩んでいた。

メタルのもつ様式美というか約束事に飽きが来ていたのは事実だろう。年間250回もライブをやって、お約束から外れられないジレンマをすごく感じていたのだろうと推察する。
そんな時、であったのがZARDだったと語る。
ものすごく新鮮に感じ、このやりかたがあるのか!と目からうろこが落ちたという。
わかる!
昔、うちのバンドは、学童卒所式や子どもまつりの際、子どもたちに対するメッセージとして、「負けないで」を十八番にしていた。
振り返ってみるため当時、俺が書き記した「負けないで」論を再掲する。
・・・・・・・・・・・・
織田氏ふたたび
また織田哲郎氏の曲と「めぐり合えたらきっと偶然じゃない」と思っていたけれど、ふたたび「負けないで」を考えることになって、ちょっと新鮮な気分である。
前回学んだことは、あの単音リフの個性だった。半音づつ下がって、一気に駆け上がる。進行でクリシエという技法は知っていたけれど、これをリフにするとはね、さすがだ。知っても誰もしなかった。AメロBメロのオブリガードにも使って、あのリフを印象づける。もうこの曲のトレードマークだよなあ。
結局リフのアイディアというものは、みんなが知っているようなフレーズなり、コード進行なりを驚くほどシンプルに加工して、ぱっと呈示できるかどうかなんだろうね。彼はきっとたくさんの引き出しを持っていて、すごく整理して脳の中に保管しているんじゃないか?組み合わせを考えるときに、違う要素をぱっと持ってくるセンスにすごく長けた人なんじゃないかなあ。
今回は、サビの進行について更にそういったことを感じる。
「まけないで もうすこし さいごまで はしりぬけ て どんなに はなれてて も こころは そばにいるわ おいかけて はるかな ゆめを」だったっけ?日本語にある程度出てきてしまうクイとタメはあるものの5音のリズムは変わらずに、ほぼ近いメロディラインがこの5音に与えられているが、特筆すべきは、トニックからドミナントへという不安定に向かう進行が4つも出てきた後、解決しているという、だんだんと弓を引き絞り、ためにためて最後にどっと放つという進行だろう。
G→D 、Em7→Bm7、 C→G (Bm7)、Am→D これが前半部分で、もう1回繰り返したあと C→D 、C→Gというサブドミナントからドミナントへ、サブドミナントからトニックへという解決させる進行で、よくできてるなあと思う。また、補足すると、マイナーコードを使っている部分は、ダイアトニックコード上、そうならざるを得ないということだ。
この前半の積上げ式のドミナントという使い方は、俺は他に知らない。転調4回元に戻るということかな。

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