« 飲み屋としてのtokuzo | トップページ | 司馬氏の大説 »

2012年12月 5日 (水)

エクストリーム

エクストリームのサウンドが耳になじんできた。
このバンドはいいなあ!いまさらながらではあるが、曲の輪郭が見えてきた。

ヌーノベッテンコートの作曲のセンスをすごいと感じるなあ。
インストの曲を聴くとスパニッシュギターの影響を感じるし、進行とスケールは半音階ずらすタイプの転調感と曲を通したリフの使い方に特徴がある。これはわかる。
また、ボーカルの入った曲の歌のさなかもずっとリフで押し通す。ギターサウンドがかなり前に出る。
で、そのリフを切った所も、スモールコードを利用した第2メロディを弾いている。コードストロークは使ってこない。
ボーカル、ベース、ギターがそれぞれのメロディラインを出し、その単音が絡まってコード感をつむぐという手法だ。
総じて言えば、ギターリフはボーカルとユニゾンのケースが多く、弦をずらした転調感を伴ったAメロといったスタイルだが、第2メロディが展開し始めると、コード感は2拍目3拍目といった、つぼのところで現れる。
それは、いちどきに出した単音が複合し、コード感を聴き手に意識させるということだ。だから、進行を感じるのだ。それも、すべてのパーツが同調したコード感でだ。ギターだけで作ったコード感ではない。
で、このつぼのリズムが、ファンク的に聴こえるということなんじゃあないだろうか。
最初、俺はドラムのパターンを聴いて、ファンクロックという意味がわからなかったのだ。
ちょっと、フィルインが多いなあと印象で、跳ねるというよりむしろ端正で冷静なドラミングに聴こえたのだ。ヴァンヘイレンを髣髴とさせる、メロディアスなハードロックという方が正しいと思ったが、しばらく聴きこんでみた所、ビートが立って聴こえだしてきたのだ。
なぜかと思って考えたら、上記のような理由が思い浮かんできた。こう聴こえ始めるとこれ以外聴こえなくなる人間の脳は面白い。ファンクロックと言われる意味がつかめ始めた。
リズムが跳ねているように感じ始めたのだよ。
しかし、あえて言うけれど、リズムが立って聴こえるのは2次効果であって、単音による各パーツの同調性にこそエクストリームの本質があると思うし、大変に高度なテクニックであると思う。シンプルなことをつみかさね、溶け合っている。
この仕組みの発案者こそ、ヌーノベッテンコートなんだろうね。
この手法は、3ピースのバンド形式における演奏方法のひとつの回答だと思う。
翻って、3ピースバンドである我々が、この手法をどこまで参考にできるのか?
歌バックを含め、全体を通して、ギターリフと第2メロディで通しきれるか?
すいません・・・難しいです・・・
しかし、一部を利用することはできるのだ。というか、もう実験している。
オブリガードで歌うということである。
コード感は1番で示しておいてから、2番、3番の変化で用いる手法だ。これだとオーディエンスに意味がわかりやすいのではないだろうか?既聴感があり、安心できる上での変化。
satisfactionやhave ever seen the rainで試した手法はこういうことだ。
で、何をextreamから学ぶかというと、歌バックのオブリガードにコードトーンを意識的に混ぜるということだ。言い換えれば、この単音の選択に、もっと意味を持たせたメロディを作れということになる。
歌バックオブリガード、パーツ全体でつぼのリズムでコード感が出れば、リズムが立って聴こえる。
ちょっと肝に銘じておこう。

« 飲み屋としてのtokuzo | トップページ | 司馬氏の大説 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/574941/54726198

この記事へのトラックバック一覧です: エクストリーム:

« 飲み屋としてのtokuzo | トップページ | 司馬氏の大説 »