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2012年8月25日 (土)

おばあさんのショパン

たとえば、嫁として農家にとつぎ、自分の時間を持つこともできずに、仕事に、家族の世話に、明け暮れていた方が、子も育ち、仕事も一段落し、やっと自分の時間が持て、何をしようかとなったときに、昔、あこがれていたピアノに挑戦しようと思い立ち、ピアノに向かってみる。

当然、簡単には弾けない。
それでも、こつこつと練習し、週に1回ぐらい先生に習ってみる。
めきめきとは行かないが、なんとか、メロディは追えるようになる。
先生に、演奏会に出てみろと勧められ、戸惑いながらやってみる。
緊張からか、もうぼろぼろだ。
俺はこのドキュメンタリーを見て、泣いた。
風貌、立ち居振る舞い、とちり方すべてが彼女の人生を表現している。
これが音楽の持つ力だと思う。
人となりや純粋に音楽できる喜びがあふれていて、大変で、必死に生きていた過去も全部伝わってきた。
すばらしい!
でも、実はこの次どうしていくのか、それが難しいのだ。
彼女は、もはやピアニストなのだ。上達していく努力をする選択をしたのだ。
俺がいかんと思うプレイは、第一回目のプレイを繰り返すことだ。感動させる芸として、成立させてしまうことだ。俺にとっては、これは悪魔のささやきである。
俺は、少しずつうまくなっていくこの方のプレイを見たいと思うし、1回目から2回目にもさまざま障害や困難が降りそそいでくるはずだ。
その真実が反映したプレイが一番大事だ思う。
さてみんな、そこをどう超えてくるかな?

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音楽」カテゴリの記事

コメント

やり続けなければならない。特におばさんやおじさんになって始めたことや、再開させたことは。続けることが何よりも難しい!

発表のステージがあることが一番ですね。
水泳なら記録会。自転車ならレース。勉強なら受験。
これらが何よりのモチベーションになるのでしょう。

継続は力なり・・・。
私も力を抜きながら楽しく頑張ろう!

私の母や祖母、近所の方も、殆どが子育てが済んだ年齢から趣味を始め、それから学んで楽しんでいる、そんなケースが多いように思えます。
やり出すと欲もでてくるのでしょうね。70歳を超えても若々しく頑張る姿は素敵です。
主婦の場合、「時間が無い」「お金をかけられない」というのがネックになるかと。。。
今の私は、ひたすら「お金をかけなくても楽しめる」ことを見つけて楽しんでいます。
図書館で借りた本の「読書」と、「書くこと」、ですね。

sinoさん、ライブかましてきました。
初めての箱で思うとおりにできない感じがありましたが、自分が悪いですね。くそ!でもやるぞ!11月と12月のライブの予定を入れました。予定通りにいくといいんですが・・・
解散風がなあ・・・やだなあ。

ojさん、最後はひととの出会いですね。
でも向上心がないと独りよがりでわがままになってしまうと思う。
itoくんの言葉、「5年後の自分を楽しみに」、俺は後期高齢者になってもそういっていたい。

mashichanさん、そうそう。楽しくね。
ひとがやっていることって、絶対なんか楽しみがあるから続くんだと思う。
音楽で言うと、ぐわっと入り込む瞬間があるんです。なかなかできないんですが。そのために長い準備が要るし、オリンピックじゃないけど、アクシデントでその準備がふいになることもあります。落ち込むこともありますねえ。
でもこの失意感もやっている者の権利かなあとも思う。これが続けた奴にしか見えない景色かなあ。

きよっちさんも達人の域ですねえ。
本を読んで吸収したり、写真や文章で表現することは楽しいですよね。
お金をかけないことも重要ですね。
考えて工夫してスタイルを作って、フィードバックしていく。
改めて、スポーツも音楽も仕事も子育てもつりもみなしっしょに思えてきた・・・

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