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2012年7月26日 (木)

メンコを語る

メンコを語ります。ojさんにインスパイアされた。
メンコはおもちゃだが、本物で、バーチャルではない。

今のカードゲームは俺たちのころのプロ野球カードとトランプが合わさったような感じなのかな?
バンカース、人生ゲーム、野球盤やサッカーゲームなんかのボードゲームも正月なんかに親戚が集まると楽しかった記憶はあるなあ。
PCゲームも悪くはないよ。ドラクエは俺も大人になってはまった。
でもだなあ・・・
虫取り、魚釣りもしくは魚すくい、メンコ、ベーゴマ、ビー玉、三角ベース、長馬。
これが俺の小学校のすべてだったかも。遊んで暮らしていた。
いじめも喧嘩もあった。強烈ながきの序列はあったなあ。俺は、労働者階級の息子で、抗争には中立的立場だったが。
メンコは強い方だったね。
角メンと丸メンがあって、角メンは完全にひっくり返すのがきまりだ。
角メンの種類には、厚メンとチビメンとあって、大きさと厚さがちがう。
厚メンはスマホぐらいの大きさと厚さで、チビメンはチューインガム2枚分ぐらいの大きさだ。
それぞれ勝負する。
四方をコンクリでこすってけばださせて、抵抗をましたり、蝋を塗ったりして、大事なメンコはチューンアップして、ここぞの勝負のときに使う。これをとられると死ぬほど悔しい。
数は結構持っていたが、だいたい強いのは7~8枚だったかなあ。
何となく強さの序列により、清水一家の名前を当てていたように思う。
「いけ!石松!」とか「いけ!大政!」とか言ってたかも。
石松あたりを取られてしまうと、小政あたりをチューンアップして、翌日の勝負に備えた。
次郎長、大政あたりは過去に大活躍したメンコで、このクラスになると出番は少ない。
序列4~5番目が実働部隊だね。取れれても損失感は少ないが、いい働きをする・・・そういう人、いるなあ。
しかし、ここまでは、前哨戦なのだ。
低学年込みだと、チビメンベースだし、中学年は厚メン主体。
高学年の戦いは丸メンだ。
大きさによって1円タン、3円タン、5円タン、10円タンと分類され、最大の10円タンともなると直径30cmになんなんとする大きなものだ。
それぞれ使い方がある。
低学年がいると、1円タン、3円タンなんかはあげてしまい、まず仲間に入れる。主体は5円タンだ。ここであらかた低学年を巻き上げてしまい、半べそかいているやつに最後、1円タン、3円タンをまたあげてしまうのだ。こうやって仲間に引き込む・・・
こうして人生早めに裏と仕組みを知っておいて悪くないぜ。へへ。おとなになって、パチンコやキャバクラにはまる前に経験しておけということだ。
丸メンのルールはひっくり返すだけでなく、下にもぐる、下を通過するも勝ちになる。
俺たちは、もぐって止まるのを「カブ」とよび、通過するものを「スクーター」と呼んでいた。問題はその重なる面積だ。この判定が難しい。
「今日は、ハンカブあり、ハンスクーターありね。」というと半分の面積の重なり合いと通過を認めるということだ。
しかし、スクーターはもめることが多かったので「今日はハンカブなし、スクーターなしね。」が多かった。
ハンカブなしは全部重ならないとだめというルールだ。
このルールだとなかなか決まらず、メンコのやり取りが少なくなるが、緊迫した試合が長引く。
ここで登場するのが10円タンだ。帰らねばならない15分前ぐらいに、自慢の5円タンがやられたらでてくる。こいつは大風を起こし、5円タンを跳ね飛ばす。
5円タンが生き延びるのは偶然おもてが出たときだけだ。
しかし、10円タンはカブに弱い。5円タンにもぐりこまれると万事休すだ。
だが、ここは勝負だ。
ライバルの、あの強い鉄人28号の絵の5円タンをなんとしても取って、さっきしてやられた俺の大事なタイガーマスクの5円タンを、出させ、取り返す!
俺の自慢の王貞治の10円タン登場だ。たのむ!こいつはカブ対策でふちをケバだたせ、蝋で固めてある。
よし、やった!
鉄人28号の絵の5円タン、とったぜ!
むむ!やつも10円タンで来た!予想外だ。しかも、少年ジェッターの10円タンだと!・・・はじめてみた。うーん、これはとるぜ!
大勝負だ!
だいたい俺の主戦場はライバルの住んでいた、公団住宅の周辺で、アスファルトがやっと敷かれ始めたころの庭っぽいところだったと記憶がある。
勝負がどうついたか、記憶はない。勝ったり負けたり・・・そして、暗くなって三々五々散ったか、母親族にしかられてかえったか・・・
今の子達にやれというのはもはや無理か・・・
まず著作権。ありゃ、業者は勝手に作ってたろうなあ。でなきゃあんなにいろいろ絵はかけない。
この多様性が魅力なんだが、これは不可能で、こんな多様性を維持しようとしたら、超高額になってしまう。
また、物品のやり取りがいじめや嫌がらせと受け取られる。そんなことならやめちまえと親や先生は言うだろうし、正論だ。
子どもの社会は大人の社会の如実な反映だ。ネットが社会を席巻していれば、そこに順応した子どもが育つだろう。悪いことじゃあないし、いい面もたくさんある。
ただ、世界はバーチャルでなく、リアルなのだ。
スポーツ、音楽、仕事など、特化したリアルな世界は成長してからで遅くない。
子どもたちには、まずは外での遊びで、リアルな動きや考え方を学んでほしいと思うのは俺だけなんだろうか・・・

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コメント

前もって聞いて覚悟はしてましたが、メンコ一枚でここまで語るとは…脱帽です〜。
もう手元には一枚もないメンコ。
もう一度あのワクワク感を取り戻してみたいね。

なでしこ、最後まで観てしまった…(^_^;)

大人と子どもの差は遊び道具の値段の差だけだという説があります。まさに。
スポーツにしても、勉強にしても子どものころから純化されたところで育ってしまうと、どこかもろいものになると思うね。メンコのような遊びはほんとに大事だと思う。
なでしこの強さの理由もいろいろ経験してきた強さだと思う。

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