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2012年1月27日 (金)

ブルース叔父さんのこと

ホンダの車のことを考えると、ブルース叔父さんのことをいつも思い出すのだ。

ブルースおじさんといっても、音楽のbluesにはまっているおじさんという意味ではない。

名前がBruceさんなのだ。実は、俺のお袋の姉さんは、朝鮮戦争で来たアメリカ人と結婚してインディアナポリスに住んでいる。

その人こそBruce叔父さんで、若い頃は印刷会社にお勤めだったが、退職後は家族でグランボリーズというピザ屋をやっている。7人の子どもがおり、長男と次男が中心に切り盛りしているようだ。

俺の実の叔母さんも在アメリカ50年越えで、すっかりアメリカ人になってしまったが、やはり、望郷の念もあり、Bruce叔父さんも日本人と結婚するぐらいの親日家なので、自分の姉妹や母親が存命していた頃は、5年に1回は帰日していたね。最近はお年を召され、ご無沙汰している。

この叔母夫婦は岐阜がいたく気に入っており、帰日すれば、谷汲や横蔵寺、徳山など山や川に遊び、鮎、アマゴも食していたね。

そんな日、実家で皆で集まって、宴会していた最中、車は何に乗ってるかという話になったのだ。

言葉は酒を酌み交わせてしまえば、何とか通じるものだ。1週間の滞在期間ですっかり打ち解けた。

叔母さんは「フォード」。

叔母さんは、インディアナポリスはデトロイトも近いので気を使って、フォードトーラス。

親父は当事「マツダ」。

親父は広島転勤の準備でマツダとの取引を想定していたので、マツダファミリア。

Bruce叔父さんは「ホンダ」。

「ホンダのアコードは最高の車だ。なぜ、みんなホンダに乗らないんだ?」

親父は広島転勤の話からマツダの取引の話を片言の英語と、辞書片手に話し始めたが、どうにも通じない。

俺は、最初言葉のせいかなと思っていたのだが、どうも様子が違う。

これは文化の差だと思った。

いい物はいいと認め、その出自は問わないし、自分の嗜好を主張できること。まさにアメリカのいい部分だと思う。

しまいに親父は面倒になって「I like it!」と叫んだら、「oh! I see.」と納得してもらえたが、おもしろい経験だったね。

ほんと文化が違うと、車の選び方ひとつ違う。今は日本もアメリカナイズされてきたと思うけどね。

このクールに自己主張できるBruce叔父さん、俺はすごく好きだったね。

この叔父さんを納得させたホンダの車、いつか乗りたいと思っていた。随分年月が経て、それが今なのかな。

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コメント

物事にもルーツがありそれを辿ると面白いですね。
横浜に住んでるから日産とか愛知にいるからトヨタとかいかにも日本人的発想です。

うんうん、イイ話を聞かせて貰った・・。

ホンダは今まで成人アメリカ人を意識した車づくりだったとガイアの夜明けで言ってました。
しばらく軽自動車市場に集中するようです。時代ですね。女性の目線からの車づくりらしい。そういうのなんか胡散臭いなあ。なんか違う。切り捨てちゃいけないものをまた見落とすんじゃないか…
迎合せずに主張する時も必要な気が…
ブルースおじさんに意見を聴いてみたくなりますね。

シアトルに住んでいた弟も15年くらい前にアコードだった。いい車だと言っていたね。

女性の目線の車って、今のところ安全・頑丈重視ではなさそう。騙されてはいけない。
使いやすさは、安全・頑丈の次!

基本がピシっとしててほしいねえ。
軽では、ダイハツにはそうそうかなわないかなあ。老舗の意地もあるし。hondaはN360で当てたんで老舗はうちだと思っているかも。
なぜか、フリードハイブリットと軽のNBOXのパンフをもらってしまいました。

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