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2012年1月18日 (水)

原理主義と新モノ

しばらくぶりの5弦伝説。

ローリングストーンズのexsile on main streetにはいっているHip your shake とか ventilator blues stop breaking down なんかはミックテイラーの指向を感じるのだが、やはりルーツミュージックに対する敬意と原理主義があるのかも。

当時、ストーンズは、新しい時代に向けて、変化をしようとしていたんだろうと思う。定式を咀嚼し、何を吐き出すか。そこが大事だと思っていたのではないか?というかそうなっちゃうというべきか。

営業サイドにしても、オリジナルソングに対する要望が強かったと思う。ジャガー&リチャーズのクレジットの楽曲は、不思議な魅力があることがみんなわかりはじめたし、ビートルズのような、宇宙人的な素晴らしさではなく、泥臭いけれども、だめさ加減も含めた、人に対する見方や優しさなんかが感じ取れ、俺は、ビートルズとは違う良さを見ていたんだ。

ミックテイラーは、その後脱退していくことになるのだが、彼は若かったし、当時は定式を咀嚼することに自分を投影していた部分もあっただろうし、ストーンズのギタリストという強いプレッシャーがあって、うまくいかなくなったということなんじゃあないか?金銭上の話とか、ジャガー&リチャーズが、彼の曲を剽窃したとかのうわさは絶えないのであるが。

ミックテイラーは、ストーンズサウンドに、ギターブギのスタイルやファンクブルース的要素をもたらそうとし、鬼のようなスライドギターを投入した。そして、それを、ストーンズは咀嚼し、骨肉化した。ロンウッドの加入後の、彼のスライドやブギー系のドライブ感を聴けば、ミックテイラーに方向が与えられ、継続しつつ、発展したプロセスがすごく見える。ミックテイラーが在籍した4年間は、ストーンズにとって礎だったんだと俺は思っている。

ロバートジョンソンのbreaking down blues のカバーのstop breaking downのミックテイラーのスライドは、最高だね。端整かつエモーショナル。レスポールを使ったスライドは完全に彼のイメージである。

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コメント

来た来た! 昨晩一瞬UPされたので、即コメント返そうと試みたけど送信エラーになって、再トライしているうちに本文がなくなった。
ストーンズ、王道だね。私的には、ストーンズがKでビートルズがJ。

sinoさんに同感・・。
音楽性の違いで加入、脱退とかプロでもアマでも同じですね。
それは楽器間のレベルの差でも生じる話なんでしょうね。

sinoさん、ストーンズ派でしたか?
俺ら世代はビートルズ派、ストーンズ派なんだよね。
俺は、このアルバムとstiky fingersにやられました。アンディウォーホールのジャケットもいかがわしくてよかったですねえ。
ミックテイラーのスライドやアドリブがかっこいいんだよ。
でもキースが一番好きだね。
手が滑った一瞬のアップ見られてましたか…

キースとミックがいよいよ本気で喧嘩しそうですね。
キース、自伝に書きすぎだ。あれじゃあミックもおこるかも。
バンドは面白いんだよねえ。自分の本音が出るんで、隠せないんですよ。
かっこつけてやっている奴はすぐわかるよ。
ストーンズはさんざんもめてても一緒にやってきたからすごいんだなあ。

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