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2011年12月 2日 (金)

E.CとW.Mの共演1

エリッククラプトンとウィントンマルサリスが共演するという記事をみた。

セットリストは、マルサリス側から、「layla」は頼まれたそうだが、それ以外は、ブルース以前といってもいいような、古い曲を引っ張り出しての演奏になるらしい。

ジャズとブルース。

似ているようで違うようで。

マルサリスはトランペット。クラプトンはES335。

さてどういう感じになるのかなあ?

周りはともかく、演奏者はジャンルなんかにはまったくこだわった様子がない。

「ジャズなんていい方は、白人が勝手に言い出した概念で、俺たちがやっているのは、全部ブルースだ!」という黒人ジャズトランペッターもいるほどで、両者は近い。

クラプトンについてとやかく言われるけれど、俺は、音楽をさかのぼり、掘り起こして研究し、みんなに提示する彼の業績は計り知れなく大きいと思っている。若いプレイヤーを引き立てて、紹介したり、いい仕事をたくさんしていると思うよ。

Ec_marsaris

閑話休題。

俺は、ジャズとブルースの違いは楽器の違いだと思っている。

キーが違う楽器を一緒に演奏させる方法、それがモードだったんだ。

モードとは、宗教音楽に多用されていたチャーチモードと言う奏法の略語で、荒っぽく煎じ詰めて言えば、すべての調の音階をピアノの白鍵で弾いてしまう奏法のことである。したがって7音音階であのドレミの響きを移動させるのではなく、調の変化で音階を変えてしまうという、まず配列ありきの考え方である。CDEFG…の順にイオニアン、ドリアン、フリジアン、リディアン、ミクソリディアン、エオリアン、ロクリアンと名がついている。

確かに、それぞれ独特な響きを持っていて、人によっては、ビートルズのメロディは、ドリアン系で、ジミヘンドリクスはミクソリディアン系だなどとまことしやかに述べる人もある。

そして、マイルスデービスたちがこの響きの独特さに魅かれて曲を開発していったと言う人もいるが、俺は違うと思う。ホーンは単音の楽器であり、コード進行にあわせたトナリティを拒否するという宣言だったんではないかと思う。俺は7音音階で吹く、進行はこのコードだ、そうすれば、このコードチェンジがモードの変化である。と言った宣言なんだ。単音の連続性を重視しろというホーン族の心の叫びである。

不協和な音が連続する危険が大きい。その中から、ぎりぎりの線をうまくすくい上げて、プレイの中で切り抜けていくことが最大のカタルシスということになる。

これが、ジャズの発想であり、セッションで初めて出会うプレイヤー同士がおこなう形式である。ホーン族は突然キーを変えることが、構造上やりにくい。

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コメント

なんのこっちゃ?と思いジャズとブルースの違いを調べてみました。

「ブルースは12バーで編成されており、主に3コードで演奏するのが基本中の基本です。ジャズは作文のようにおおまかに序論、本論、結論みたいな感じで編成されてます。大体序論と結論にあたいする部分は同じメロディーです。本論の部分でそれぞれのソロが入ってきます。ソロの入り方もバンドによって違います。
又オーケストレーションも大きな違いです。ジャズにはトリオ、クオーテット、クインテット、セクステット、ビッグバンド等があります。ジャンルによってもバンド構成は様々です。例えばライオネル・ハンプトンやデューク・エリントンなどのスイング系はビッグバンドといって、トランペットやホル、ンサックス、ティンパニー、木琴などオーケストラ並になりますが、ウェス・モンゴメリーやデクスターゴードンなどといった60年代のハードボップやクール系になるとは3~5人くらいで演奏してます。」

もっとなんのこっちゃ?になりました・・。

そうそう、構造上やりにくいからセッションがある程度まとまる。と思う。楽器によって異なる五線紙の基本♯♭の数、あれはピアノフォルテを基準にするからああなるのか。先ず耳でホーンを覚える子らに♯♭の概念はほとんどないと見たがどうだろう。

ojさん、すいませんね。時々考えねばならないのです。ブルースはドミナント、サブドミナントからの解決が基本なのです。ギターを弾く以上ここに思いを致さないと話にならないのです。ジャズはそこからいでて、こまかなアイディアが満載された音楽なのです。エレキギターはここ考える必要が絶対ある。成り立ちがブルース、ここから始まっているから。コードとギターソロを研究しないとね。俺としてはジャズのもつ即応性に最も関心があります。

sinoさん、すべての音楽をホールトーンという全音階でとらえてしまえばスケールという概念がなくなります。しかし、トナリティはものすごく重要だし、その音楽を規定します。また、スケールの存在によって、弾きやすくなるし、オーディエンスに安心感を与えるのです。共通感覚です。若い子はその共通感覚があまりないので、どんどん実験できるということかな。
リズムの破調、協和しない音の連続は最近疲れるよ。
ビッグバンドのジャズは結構名古屋にあるね。一つの文化かな。聴く側はどこにアイデンティティを見てるのかなあ。
俺は、小編成の方が好きです。

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