« 今池回帰 | トップページ | 昭和区区民まつり総括1 »

2011年10月25日 (火)

ライクーダー

ライクーダーもずっと意識していたギタリストなんだ。学生の頃、テキストに使って練習していた中川イサトの「フォークギター上級講座」の中に、ライクーダーの「great dreams of heaven」という曲のタブ譜が入っていたのだが、これが難物でまったく弾けなかった。チューニングも変則で、見ても弾けないというのは悲しかった…

映画の「buena vista social club」のプロデューサー兼出演者として、随分有名になったけれど、俺にとっては、若いうちから様々な地域の音楽を集めながら、自らの音楽に昇華して、発信する素晴らしいギタリストとしての印象である。ちなみに監督は「soul of man」のヴィムヴェンダースである。

chikin skin music」というCDをずっと聴いていた。「Stand by me」がジョンレノンのバージョンとあまりに違っていて覚えているし、コーラスやマンドリンのような弦楽器の響きがおもしろかった。

うーむ、一時期ローリングストーンズの、ミックテイラー脱退の後のギタリストの候補に挙げられていたが、俺には違和感ありありだった。

どうも、「honky tonk woman」のモトネタは、ライクーダーが渉猟してきたカントリーソングで、それをもらっちゃったということらしい。「Let it bleed」の中の「country honk が原曲だということだろう。

それが、加入のうわさになったのかな?あまりに体質が違うので無理だと思っていたのだが、勝手に曲を奪われて、かなり腹は立てているらしい。うーん、どっちもらしい…

ライクーダーのやり方は、現地に同化し、ロイヤリティも支払って、世界に発信するというやり方を通している。「buena vista social club」の際は、キューバミュージックに対する敬意を払い、ともに演奏し、プレイヤー同士が更にたかめあって、すごく心に響く音楽になっていたと思う。かなりお年を召した、かの地の音楽家たちのワールドツアーを敢行し、いい物はいいと発信して、多くの人々の支持を得た。

日本じゃあ、村上龍が一時期キューバンラテンにはまり、代弁者のようになっていたが、この地のリズムは、人を巻き込む力がすごくあるね。そういうことを知りえたのもライクーダーのおかげであり、これが彼のスタイルで、音楽に対する非常な敬意を感じるのだ。学ぶべき姿勢だと思う。

さて、われわれは何をなすべきなのか?

今、文化としての存在している日本の音楽はなんだ?

バンドという形式の音楽はもはや死につつあるのか?

聴く側と演奏する側が乖離しており、インターネットを使えば、コレクターのように収集することは出来るし、自ら演奏し、楽しむ必要もないのかな。悩んで身につけるものではないということか?

答えは皆の心の中にある。

« 今池回帰 | トップページ | 昭和区区民まつり総括1 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

もちろん音楽は集めるモノではなく音を楽しむモノですよ。
自ら演奏し、自ら唄う。
それが音楽の醍醐味ですよね。
その第一歩が踏み出せずにいる人があまりにも多い。
だからそれを体現しているo1211さんは羨望の的なんですよ!

羨望の的・・確かになぁ、やれてるもんなぁ

羨望の的なんて間違ってます。やめてちょー…かっこ悪いおおっさんです。ギターだってろくに弾けてないです。ただ、へんなやつはいっぱいいますな。もっとかっこわりい。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/574941/52607687

この記事へのトラックバック一覧です: ライクーダー:

« 今池回帰 | トップページ | 昭和区区民まつり総括1 »