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2011年10月 1日 (土)

スクグラス

10/23の区民まつりステージ出演者、機材調達、主催サイドとの打合せを兼ねて、「なんや」さんで、顔合わせ。気分、盛り上がってきたぜ。

ライブ報告はさせてもらいますが、ここは、まず、食べ物報告で。

鯖のへしこ。いやあ、あいかわらず、うまい!

鯖の糠漬けである。鹹、甘、酸、熟。アミノ酸のコク。

大根おろしがほんとに効いて、鋭さを和らげつつ、糠の香りを引き出している。

Photo

日本酒、頂戴!お冷で。くー、くるね。

でも今日は、スクグラス。

あー、久しぶりに食べた!探してたんだあ!

これはアイゴという魚の稚魚を塩漬けしたものを、豆腐の上に乗せて食す。沖縄の食べ物である。

アイゴはひれに毒を持ち、アンモニア臭があって、あまり評判芳しくない魚だが、これはいいねえ!

このアイゴの稚魚の塩漬けは、タイやヴェトナムの魚醤に近い食べ物だと思う。

塩漬けにして、発酵させることによって、たんぱく質がアミノ酸に分解し、きめが細かくなる感じなのだ。魚の臭みが香りへと変化する。臭いところがうまいと思える。ふと、花の甘い香りも漂う。

更に、かなり骨が堅い魚なんだが、骨も歯応えはありつつ、噛み砕ける段階まで分解は進んでいる。これも発酵の威力だと思う。

深く漬け込んだというところまでは行ってはいない。魚の生感がありつつも、精製された醤の華やいだ香りが、浅漬けの歯応えと新鮮さに通じる。

これを、冷奴の上にかける。沖縄だと島豆腐を使うのかな。魚醤の冷奴!

南方の食べ方であり、蒸留酒にぴったりだあ!ここはやっぱり泡盛だなあ。Photo_2

昔、今池に「糸満」という、糸満市出身のおばあが一人で切り盛りしている店があって、そこでスクグラスをはじめて食べ、はじめて泡盛を飲んだ。

元那覇高校生徒会長で、大学を中退した沖縄出身の先輩に連れてこられ、三線やソーキそば、ゴーヤチャンプル、そして、このスクグラスの洗礼を受けた。今の沖縄風の味より、ずっと濃く、深い味だったように思う。沖縄のことを随分教えてもらった。鋭くも優しく、繊細で豪気という兄貴だった・・・元気かなあ。

この店の食べ物、すぐにうまいとは思えなかったが、徐々に慣れ、すべてが、俺にとってはなくてはならないものになっていった。今池に住んでいた、若い頃の俺のしめの店だったね。もうないけれど、泣きたくなるほど懐かしい。

おばあにも先輩にも随分かわいがってもらった・・・

過去の記憶、未来への期待、北陸と沖縄の熟れ物を同時に味わえる日本人としての幸福感、醸造酒と蒸留酒の深い味わい、酩酊感と高揚感がない交ぜになり、刺激の強い夜だった・・・

「なんや」さん、ごちそうさまでした。また行きます。

Sinoさん、機会があったら、スクグラス食べて見てください。

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コメント

スクグラス、何度か沖縄に旅行したけど一度も食べたこと無いなあ。
家族で地元のお店に入ると冒険しにくい・・。
ソーメンチャンプル、ジーマミー豆腐・・分かり切った安心して食べられるモノに行ってしまいますね。
o1211さん、飲み会週3ですか。よろしいですね♪

確かにちょっと抵抗あるかなあ。ほんと見かけなかった。ナンプラーやニョクマムに近いけれど、日本の味だよ。魚の原型があるくらいので発酵臭はそれほどきつくない。
ojさんの感想も聞きたいねえ。
今週はなんかバタバタでした。イベントをやろうと思うといろいろからみが出てきますな。
けっこう本気でやってます。うちのバンドのメンバーも気合入ってきたよ。仕上がり最高です。

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