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2011年7月10日 (日)

味覚の冒険

味は冒険しないとね。というと小泉武夫先生を思い出します。

中国をはじめとするアジアの国々の食べ物を食い尽くす「怪食シリーズ」。とんでもない書物です。

大学で醸造学の教鞭をとる小泉氏ではありますが、一方では、好奇心旺盛な、軽妙な文筆家であり、おいしいものを食べるためにはどこへでも行くという食いしん坊で、食文化を伝えるには最も適した人物といえるでしょう。

味覚人飛行物体と称し、羊、豚、犬、鳥、昆虫、生あるものを屠り、捌き、料って、食す。一連の行為をつぶさに観察する。そして、実際味わって、気候風土との関連や風習なども考察し、読者を現地に連れ出したかのような錯覚に陥れる。

ほんと食べたような気になっちゃうんだよなあ。

印象に残っているのは、まず、カイルゥック。東南アジア全般で食されている。

これは、孵化寸前の卵をゆでて雛を食べるというもので、パーツは、一式もうそろっていて、羽毛も嘴も脚もできており、全部食べれるそうだ。鳥のような、卵のような、軟骨のような食感で、うまいらしい。さすがに俺でも若干抵抗がある…

これは習慣の問題だろう。俺らだって、鯛のかぶと煮では、目の周りがうまいといって、骨までしゃぶってるもんなあ。なんか気持ちが乱れるんだよ。自分たちの当たり前だと思い込んでいるものが、揺さぶられるというか…

次、ホンオ。韓国の木甫市の伝統料理らしい。

エイの漬物というべきものかな。

捕れたエイをそのまま樽にほおりこみ、発酵させる。強烈なアンモニア臭だ。素人が食べると、卒倒するらしい。

口に含むと、強烈なアンモニア臭と、唾液による加水分解で、熱を発し、口中が燃えるようになる。また、強烈なアルカリ性で、鼻息でリトマス試験紙が真っ青になるという。うーん、恐ろしい…日本では食品衛生法に引っかかるらしい。

現地では、結婚式の引き出物になったり、食堂で普通に食べられていたりで、完全に根付いている。病み付きになるという。

また、マッコリとピッタリで、マッコリの酸味とホンオのアルカリ性が中和されて、風味が出るらしい…

うーん、奥が深い。俺は「熟れ物はすばらしい。」と宣言はした。が、これを食べる勇気はあるか? またまた揺さぶられる。

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コメント

今日はおさかなコーナー大盛況でしたね。100円であれだけの美味しいさかなを食べさせてくれるお店はどこにもありませんよね。rootsさんの心意気にひたすら感謝感謝です。
食文化って面白いもので人種によっては日本人もおかしなものを食べていると思われているのでしょうね。
味噌なんてその類ではないでしょうか?

ojさん、ご来店ありがとうございました。さすがに疲れたねえ。燃え尽き症候群か。熱中症か。爆睡してました。大ぶりなやつは学童でちゃんちゃん焼きでくったけど、うまかったね。これは、日本人以外理解されないかも。渓流魚、味噌、野菜、豪快かつ繊細。

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